黒いブログに、『 Human Tree 』の歌詞を載せたのは、誰もがあまりの理不尽さに叫びたくなるような事件があったから。
いつの時代も、どこかで繰り返してる、人間同士の争い。秘められた残虐性。
日本の古代(弥生~古墳時代)を想起していました。すごく残酷な奇襲もあっただろうから。
それでも輝いて産まれてくる子どもたちの瞳。日常の小さな喜びや若者の恋愛。
希望。
『 Human Tree 』は、2004年の夏に作った曲で、その年リリースしたセカンドアルバム『棘』に収録するためにレコーディングまで終わったのだけど、あまりにも重いテーマをわたしが唄えていないと感じて、マスタリングで外した曲です。
なんでこんな曲が出てくるのか、自分でも混乱して、重くて消化できずにいた。
10年経った今なら、唄える気がする。
人は、孤独じゃない。
人の底辺に流れるのは、悪じゃない。
信じることができるから。
重さを包有するスペース。軽やかさ。しなやかで強い芯。
光。