同窓会

今日は、中学時代の吹奏楽部の学年同窓会でした。

何十年ぶり!?のたくさんの仲間が日本中から集まって、再会できて本当に嬉しかった&楽しかった♪

そして何よりありがたいことには、顧問の川辺慎作先生が、来てくださったのです。

 

父が他界したとき、中学一年生だった私にとり、先生は恩師です。

そのとき川辺先生は、ちょうど私のクラス担任の先生、そしてクラブ顧問の先生でした。

父のお葬式が終わって間もない頃、先生は、休憩時間に私をひとり音楽室に呼んで、「大丈夫か?」と話を聞いてくださいました。

先生は覚えておられないかも知れませんが、私は鮮明に覚えています。

どれだけ温かかったか。

 

二年生になってクラスが変わった後も、変わらず温かく厳しく見守り、いつも気にかけてくださって、心の支えになってくださいました。

 

そして、これは誰にも話したことはないので、勿論ご存知ないと思いますが、

川辺先生が音楽の授業で聴かせてくださった、バッハのカンタータに衝撃を受けて、たとえようもない音楽の荘厳さ、美しさ、切なさ、、あぁどうしても言葉にはできない、、、音楽それ自体の深淵に開眼し、それから私は、本格的に音楽の道を志すことになったのです。

 

あの瞬間。

あのレコード(レコードでした!)を聴いた瞬間のことは、忘れられません。

小さい頃からピアノのレッスンは受けていて、バッハの易しい曲も弾いていましたが、ただ楽譜通りに上手に弾く練習から、なかなか次の表現へと進めなかった私。

 

それは、クラシック音楽と感動が、初めて結びついた瞬間でした。

突然一斗缶が頭上から降ってきたような、稲妻が体を直撃したような、至福のショックとともに、

私の内で何かが、何かが目を開いたのです。

こうやって書くと、 なんだか凄まじいことのようですが、なんというか、もっとすごくすごく自然で、

強烈なのに穏やかで、全く新しいというよりむしろ懐かしいというか、今まで詰まっていた水路に再び水が流れたような、、、。とにかく静かな涙が出ました。

感動したんです。

 

それから、先生にそのレコードをお借りして、カセットテープ(カセットテープですよね、その時代!)にダビングして、テープが擦切れるほど聴きました。

・・・今の中学生に、「(カセット)テープが擦切れるほど聴く」って、意味通じるのかな?(笑)

三年間、レコードをたくさんお借りしました。今でも、そのカセットテープたちは残しています。

 

コンクールが終わってクラブ引退、そして中学を卒業して高校へ進んでからも、ずっとずっと今まで、気にかけてくださって、励ましてくださった川辺先生。

本当にありがとうございます。

感謝という言葉では、済まないです。

先生、大好きです。

 

そして、同窓生のみんな、ありがとうございます。

こんな変な活動(いや、音楽活動だ!!)を、えっちらほっちら続けているヤツ(森岡)を、見守ってくれて、ありがとう。

みんな、大好きです。

 

今日の同窓会。参加できて、本当に幸せでした。

幹事のお二人、本当にありがとう。ご苦労様でした。

 

いいときもあるし、しんどいときも、そりゃぁあるけれど、

 

いま、できること。

これからも、わたし。ミュージシャン。たゆまず、おごらず、頑張る。

よし。

 

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