百合根がひとつ、あったとさ。
今年のお正月に、茶碗蒸しの具になって、森岡家のひとびとの胃袋へ入るはずでありました、食用ユリネ。(暮れに、近所のスーパーで購入。)(縁の下で保存。)
お正月のドタバタで、もれなく忘れられ・・・・
オガクズの中で芽を出して、密封されたビニル袋を突き破らんばかりに、ぐにょ〜〜〜〜っ!!と首を曲げたまま伸びているのを発見されたのは、確か4月頃だったか・・・
「すごい生命力だ!百合が咲くかもしれん!植えよう!」
と、植木鉢に移したところ、過酷な酸素不足・日照ゼロを耐え抜いた後の豊富な空気&日光で、ものすごい勢いでグングン成長し、支えの菜箸3本つなぎ(母作成)の助けも借りずに直立不動で伸び続け、菜箸を追い越して、上に伸びるほどに葉が大きくフサフサになっていき、いつしかエンドウ豆みたいな黄緑色のツボミがついて、オオッ!!いよいよ花が咲くのでは!?(ワクワク)、、、と待っていたがしかし、ここで力尽きたか数日経過、ツボミもろとも枯れかかってきた(!)ので、一昨日最後の望みで液体肥料を注したら蘇り、昨日突然ツボミがオレンジ色になってて、ついに今朝!!!
百合の花が咲きました!!!!
オレンジ色に、エンジ色の斑点がついた、大きく立派な百合の花です!!
こんな色の花が咲くとは予想だにしていなかったので、びっくり。嬉しくて嬉しくて。
百合根から百合の花が咲くのは、当たり前かも知れんけど、
忘れ去られたビニル袋の中で窒息死寸前という逆境にも負けず、自立して末広がりに成長し、力尽きる寸前の最後の最後に強力なサポート(液体肥料)を得て、見事花開いたこの食用百合根の姿に、多用でマイってたアチキは随分励まされていました。
難しくても挑戦しよう。
たとえ間に合わなくても、出来ることは、全部やろう。
って。
自分が出来ること、全部やってないと、協力なんてしてもらえないよね。
百合が、大好きな花になったよ♪