2016年
3月
19日
土
今日は、中学時代の吹奏楽部の学年同窓会でした。
何十年ぶり!?のたくさんの仲間が日本中から集まって、再会できて本当に嬉しかった&楽しかった♪
そして何よりありがたいことには、顧問の川辺慎作先生が、来てくださったのです。
父が他界したとき、中学一年生だった私にとり、先生は恩師です。
そのとき川辺先生は、ちょうど私のクラス担任の先生、そしてクラブ顧問の先生でした。
父のお葬式が終わって間もない頃、先生は、休憩時間に私をひとり音楽室に呼んで、「大丈夫か?」と話を聞いてくださいました。
先生は覚えておられないかも知れませんが、私は鮮明に覚えています。
どれだけ温かかったか。
二年生になってクラスが変わった後も、変わらず温かく厳しく見守り、いつも気にかけてくださって、心の支えになってくださいました。
そして、これは誰にも話したことはないので、勿論ご存知ないと思いますが、
川辺先生が音楽の授業で聴かせてくださった、バッハのカンタータに衝撃を受けて、たとえようもない音楽の荘厳さ、美しさ、切なさ、、あぁどうしても言葉にはできない、、、音楽それ自体の深淵に開眼し、それから私は、本格的に音楽の道を志すことになったのです。
あの瞬間。
あのレコード(レコードでした!)を聴いた瞬間のことは、忘れられません。
小さい頃からピアノのレッスンは受けていて、バッハの易しい曲も弾いていましたが、ただ楽譜通りに上手に弾く練習から、なかなか次の表現へと進めなかった私。
それは、クラシック音楽と感動が、初めて結びついた瞬間でした。
突然一斗缶が頭上から降ってきたような、稲妻が体を直撃したような、至福のショックとともに、
私の内で何かが、何かが目を開いたのです。
こうやって書くと、 なんだか凄まじいことのようですが、なんというか、もっとすごくすごく自然で、
強烈なのに穏やかで、全く新しいというよりむしろ懐かしいというか、今まで詰まっていた水路に再び水が流れたような、、、。とにかく静かな涙が出ました。
感動したんです。
それから、先生にそのレコードをお借りして、カセットテープ(カセットテープですよね、その時代!)にダビングして、テープが擦切れるほど聴きました。
・・・今の中学生に、「(カセット)テープが擦切れるほど聴く」って、意味通じるのかな?(笑)
三年間、レコードをたくさんお借りしました。今でも、そのカセットテープたちは残しています。
コンクールが終わってクラブ引退、そして中学を卒業して高校へ進んでからも、ずっとずっと今まで、気にかけてくださって、励ましてくださった川辺先生。
本当にありがとうございます。
感謝という言葉では、済まないです。
先生、大好きです。
そして、同窓生のみんな、ありがとうございます。
こんな変な活動(いや、音楽活動だ!!)を、えっちらほっちら続けているヤツ(森岡)を、見守ってくれて、ありがとう。
みんな、大好きです。
今日の同窓会。参加できて、本当に幸せでした。
幹事のお二人、本当にありがとう。ご苦労様でした。
いいときもあるし、しんどいときも、そりゃぁあるけれど、
いま、できること。
これからも、わたし。ミュージシャン。たゆまず、おごらず、頑張る。
よし。
2016年
3月
12日
土
うちのマッ君(MacBook 13-inch, Aluminum, Late 2008)のメンテナンス大会中です。
ヴィンテージとか呼ばれようとも、まだまだ現役で動きます。
アルミモデルの初代で、なにより、大切に使って愛情たっぷりなので、買い替えるよりも、行けるところまで行ってみよう!と思い、OSアップグレードを前提に、
本日、初めて自力で「メモリの増設」をおこないましたー!
はっきり言って、他に頼む人がいるんだったら、自分では決してやらない作業だぞ、という自信はあります。(なんだその自信は?!)
しかし、頼む人はいないし、ジーニアスは遠い&財布が、、なので、コワゴワ自力で基盤部分を開き、超〜☆おそ〜るおそ〜るメモリを交換。
昨日、交換手順の動画を10回リピートで観て勉強したので、こたつ布団の上に極小のネジを1つ落として探し回った以外は、その通りにスムーズに作業完了できました。
ついでにファン部分の積年のホコリも、お掃除できました。
Rember(メモリの詳細なテスト)でも合格が出たので、ひと安心。(ホッ)
しかしまだまだこの先も、アチキのPCメンテ・フェアは続き、ここはまだ3合目付近です。
最初は、検索する語彙からして不明な状態でしたが、ひとつひとつ、次の手順を検索&勉強しながら、1mmずつ自力で頑張っております。
しつこいようですけれども、もう一度言いたいのですが、
はっきり言って、他に頼む人がいるんだったら、自分では決してやらない作業だぞ、という自信はあります。(自信?!)
苦手ではないとしても、得意ではないぞ、という自信はあります。(自信なのか!?)
でも、やればできることで、私に必要なことだから、いま、自力でやることになっているんだろう。
そうじゃなかったら、このシチュエーションになっていないと思うんだ。
なんでもそうだけど、乗り越えられるギリギリの高さで、壁が目の前に来るじゃんか。
だから、
せっかくだから、この際しっかり勉強しよう。
経験値が上がるのを楽しもう。
と、思って。
むき出しの基盤と対面したとき、思ったより恐ろしくなかったし。
あら意外とセクシーじゃない、なんて思ったりして♡
よし、いけるぞ、いけるかもしれんぞアチキ。
少しは楽しくなってきた・・・かな?(・・・いや、まだまだ大変だ)(汗)
楽しい、楽しいぞ、と。(言い聞かせ)
全部終わったら、これはさぞかし嬉しいだろうな♪
2016年
3月
03日
木
桃の節句の本日、混成合唱団のコンサートを、チャペルで聴かせていただきました。
アマチュアの老若男女の方々が、心を込めて、ひとつになってハーモニーを奏でられていました。
存じ上げなかったのですが、結成時からずっと指導をなさっていた指揮者の先生が、突然に御逝去されて間もないということでした。
1曲1曲、団員の皆さんの追悼の気持ちが、真っ直ぐに伝わってきました。
アヴェマリアを聴きながら、音楽そのものと会場の響きの美しさと、奏でる皆さんの想いの温かさに、自然に涙が出ました。
舞台上の合唱団員の方々も、客席も、多くの方が涙を拭っていました。
目が少し見え辛いのかなとお見受けする、高齢のアルトパートの御婦人は、1時間のコンサートを完璧に暗譜で、手に持った楽譜に目を落とすことなく、指揮を見つめて唄われていました。
武満徹氏の曲も含まれる、高いレベルのプログラム。
立って1時間歌うだけでも大変なことなのに、本当にすごい。
どれほど沢山の練習と、ご自宅での努力をされたことか。
恥ずかしながら正直に告白すると、開演前は、泣くほど感動するコンサートだろうとは思っていなかったのです。
恥ずかしいです。
どれだけ技術が巧みでも、それだけじゃないんだな。
心に響く、思いが届くということは。
小賢しい技巧を超えて、動くものがある。
だからこそ、音楽は、すごいんだな。
音楽の、一番初めの大前提を忘れて、高慢になっている自分に、気付くことができました。
心が洗われました。